先生

ロシオ バスコネス (東京)
セサル カリヨ (静岡)

教室
土曜日

10:00 a 11:30 初級
11:30 a 13:00  中級・上級

マリネラ

喜びと哀愁を帯びた空気の中にペルーの歴史を語った一冊の本、

同じ想いに肉体と魂が激しく燃え上がるのをやさしく癒す妙薬を見出そうとするような切迫、

優雅さと敬愛を備えながらも愛の炎を揺らす遊戯・・・

それがマリネラです。

音楽が始まると、互いの目を見て、挑戦的に距離を測る。女性は優美にハンカチを高く振りながら笑顔をたたえ、男性は彼女

を征服したいと願います。遠くから男性は帽子を手に女性に挨拶し、エレガントで洗練された歩みで近づきますが、その焦りが命取りとなります。

恐れながらも近づいて挨拶を交わすこともありますが、欲望はさらに増すばかりです。

お互い新しいつながりを探すようになりますが、今度は前よりももっと深いつながりを、そして甘い喜びを楽しもうと接近します。

だから、立ち振る舞いも短くなっていきます。そして期待通り、女性は恋人に会ってうれしく舞う鳩のようにハンカチをまわし、

ほほえながら微笑みをたたえます。

そして、まさに今、やっとカップルは欲望と恐怖の狭間でゆれた時間を越え、幸福を感じて近づきます。

一緒になりたいという感情をターンに込めて回ります。

お互いの足は非常に近いですが、機が熟す前に情熱に飲まれて分別を失うのは懸命ではないので、常に一定の距離が置かれます。

男性は帽子と腕の中に包み込むように女性を回しながら、彼のものになるように招くしぐさをします。女性も男性のリードに任せ、身をゆだねます。

達成感と喜びの場面です。はじめは距離があった同士が少しの好奇心といたずらっぽい気持を含んだ自然な欲求から踊っていましたが、今は幸せなカップルです。

大胆になった恋人たちは、音楽とともに、彼女はそのスカートを押さえながら、彼はその男性らしい堂々とした態度で、また、互いに笑顔と視線で相手を魅了します。

足の動きは益々力強くなり、血が熱くなり、加速したリズムは誰も止められなくなります。

”サパテアール”とはこのことです!共鳴し一つとなる心からの喜び。興奮と幸せで胸がいっぱいになり、笑顔がそれを物語ります。

彼女は足を自由にさせるようにスカートをたくし上げ、”セピジャン”というほうきのような動きで、情熱と幸せを表現し

ます。男性は、強いかかとの動きで内に秘めた情熱の大きさを表現します。クライマックスで、スカーフは高く舞い、見つめあ
い、音楽はカップルのより深い絆を表現します。
El Amor ha vencido 愛は成就した
一時的な流行はさまざまあるが、そのベースには、人間本来が持っている昔から変わらない故郷の心が通っているという。
マリネーラは、私たちのルーツである、ヒスパニック系、インド系やアフリカ系民族に流れる血が独特のリズムと雰囲気を作り出した大いなる遺産といえる。
私たちの故郷は常に予測不可能な事態に見舞われてきたが、その度克服してきた。

たとえ時間と空間の制限があっても、新しいものを取り入れ融合していくようにダンスが完結することはない。